ADDと境界性パーソナリティ障害、どちらが二次障害?

ADDと境界性パーソナリティ障害、どちらが二次障害?

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ADDと境界性パーソナリティ障害は似ている?

ADDに限らず発達障害群はパーソナリティ障害と重なる部分が非常に多くあります。特に境界性パーソナリティ障害はボーダーラインとも言われ、感情の振れ幅が激しく、その感情の波に周囲の人間をも巻き込んでしまう傾向がとても強いものです。そのため、もともとの性格が激しい方が注意欠陥などの発達障害的特性から周囲からそのように見えてしまう場合も少なくありません。

 

かと思えば、全く重なるというわけでもなく外的要因を主な原因としてパーソナリティー障害を発症する形も少なくなく、根本的には脳が原因という説が優勢であるADDなどの発達障害とは重ならない場合も多く見られます。発達障害などの脳が原因とみられるものを一次障害として、パーソナリティ障害などの後天的な要素でもなりうる症状を二次障害とするのが一般的です。

 

しかし、感情や行動のトラブルというのは一元的な理由で起きるものではありませんので、そんなに簡単に分けられるものでもないといわれます。

 

ADDがパーソナリティ障害を起こすわけではない

ADDだけでなく、発達障害全般に言えることですが、幼少期にトラウマなどを負いやすく心に傷を抱えやすい性質があるので、そのため 境界性パーソナリティ障害などの症状が出やすいということは間違いではありません。その場合、発症の順番としては発達障害などの症状の方が早くに現れるので、パーソナリティ障害を二次障害とすることは正しいとさえ言えます。

 

しかし パーソナリティ障害というものの原因そのものが、外的要因だけではなく脳の特性上の問題も多く関連すると言われています。その視点からみれば、本来の基礎疾患というのは脳の器質的な何らかの障害ということになります。そこから注意欠陥障害やパーソナリティ障害が、どちらも副次的に起こってきている、という考えもできるということです。

 

どの考え方をとるにしろ、素人が勝手にレッテルを貼ってしまって良いようなものではありません。ご自分やご家族に精神的なトラブルを感じた時には、早めに受診することをお勧めします。

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